開業前

来院患者を増やす(増患)工夫事例

工夫事例 効果
朝、医院の前を掃き掃除。近所の方と気持ちよく挨拶を交わす 地域住民が医院を身近な存在に感じることができ、好印象
新患の会計(受付)時に自院のパンフレットを2部手渡しする 一部は本人用、もう一部は紹介用に利用していいただく
初診時に患者に名刺を渡す 名刺をもらったことを知人に口コミしていただける可能性大
診療開始前に院長と看護師が待合室で挨拶
「お待たせ致しました、ただいまより、午後の診療を開始します!」
患者側からすると挨拶されることは気持ち良く、より医院の評判が高まる
待ち時間に対して院長よりお詫び頂き、同時に空いている時間帯への誘導 待ち時間に対する不満は医師からのお詫びでほぼ消滅、逆に信頼感が増す
地域のお店を積極的に利用する
(理髪店・商店など)
地域とのつながりを深めることで認知度が高まる(特に新規開業時)
顔が利くケアマネジャーとの関係構築 専門分野や対応疾患を理解していただくことで連携が活発になり、増患につながる
気になる患者に対して院長が電話で容態確認 患者の医師に対する信頼感が増幅し、口コミ発生へとつながる
受付時間終了後に来院された患者への対応を院内で統一しておく 院長の知らないところで受診を断っていることのないように留意(医師法上の応召義務)
事務員のテキパキとした笑顔の応対 待ち時間中、患者の視線は自然と事務員へ
事務員の行動が医院のイメージにつながる
予防接種目的で新規来院された方に対し、血圧測定をしてあげたあと生活習慣に関して簡単にアドバイス 単に予防接種だけで終わらず、付加価値を高めることで一回の来院をきっかけに「かかりつけ」へと誘導
患者ごとに年間治療計画書を作成し、骨粗鬆症など定期的にできる検査を計画的に実施する 事前に患者の了解を得ることで、検査を実施しやすくなる
薬がなくなる患者に対して電話連絡 服薬の重要性の理解と健康管理されていることの安心感から来院する

上記は増患対策に関する事例の一部ですので、自院の方針等に合わせてご活用ください。

  • この記事を書いた人
ひろせ税理士法人 副所長 常田幸男
認定登録医業経営コンサルタント登録番号7130
平成10年 廣瀬伸彦税理士事務所(現ひろせ税理士法人)に入社。
開業から医療法人化、事業承継まで幅広く医業クライアントからのニーズに応える。
MMPG認定 医療・福祉・介護マスター
ツイッター https://twitter.com/yT37969190

SNSでもご購読できます。